General Anesthesia
全身麻酔
全身麻酔薬を中枢神経に作用させて痛みを感じさせなくする方法で、意識の消失を伴うため、患者さまは治療のストレスを感じずに治療を受けることが可能です。
全身麻酔の実施に関しては、当センターとの連携医療機関において、一般社団法人日本歯科麻酔学会認定 歯科麻酔専門医による安全な全身管理下で行ない、手術は当センターの歯科医師が行ないます。
全身麻酔の適用ケース
切除範囲 | 顎骨や口腔領域の腫瘍を切除する手術において、良性・悪性を問わず切除範囲が広く深い場合 |
---|---|
骨移植 | インプラントを埋入する予定があるが、顎骨欠損などの大きな骨欠損があり、腸骨・脛骨などから骨髄海綿骨(骨を造る機能の高い組織)などを移植する必要のある症例の場合 |
全身麻酔中は血圧、心拍数、心電図、酸素飽和度、体温などを計測し、常に全身状態の変化を観察し、万一変化があった場合には、すぐに適切な処置を行えるようにしています。
治療を終えて麻酔薬の投与を中止すると、次第に意識が戻り、脱力していた体にも力が戻ってきます。
しかし、全身麻酔の場合は意識が戻っても、通常の状態に回復するまでには少し時間を要するので、回復するまでセンターでお休みいただきます。